ウエスタンアームズのSCW トランスファーハンマーシステムVer.3のガスブローバックハンドガン。
WAからM1911はVer.1 Ver2と来てVer.3カーボンブラックで3回目だったかと思う。
今回のM1911 U.S. ARMYにはへレッツの木製グリップが標準でつけられていて、そのためか定価35,000円となっている。
木製グリップはWAの公式サイトでウォルナットと記載されているので、おそらくブラック ウォルナットであろう。
調べたところブラック ウォルナットはクルミ科の落葉広葉樹で高級家具に使われる高級木材なんだと。
握り心地はチェッカもほどよく手に食い込んで機能面では好みだが、
ダイヤモンドの部分までチェッカーが食い込んでいたり、
ダイヤの隣はチェッカーでなくセレーションだったりと仕上げは、キムアーレンズには及ばない印象を受けた。
アウターバレルは明らかにアルミの重さではなく、おそらく真鍮ではないかと思うが塗装をはがしてみないとわからない。
サムセフティには形成時の跡がそのまま残っている。
この価格帯と買い手のニーズを考えるとコストダウンというよりは納期の問題なのだろうか。
いずれにせよこの値段でそれはなしでしょ。
そのサムセフティを含めた外部に露出している金属パーツは塗装で、
カーボンブラックの表面処理と違和感がないようにされている。
ファイヤリングピンプレート、ブリーチ、シャーシ、インナーバレルガイドは黒染めだが、
やや緑ばんだ失敗した感の強いものが取り付けられていた。ここら辺は個体差があるものと思う。
スライドストップが引っ掛かるスライドのノッチにはうまい具合に金属が埋め込まれ強化されている。
がしがしスライドストップを掛けても変形しにくいと思われる。
さらにノッチも前Ver.より長くされている。
これはスライドストップの半掛でノッチが変形するのを防止するためで、
タクティカル系などの比較的新しい金型の1911で採用されていた。
ノッチが変形するのは確かにいやだが、金属を埋め込んだのだからもうリアルサイズに戻してほしいところ。
リコイルスプリングガイドにはおなじみのハイスピードリコイルバッファが装備され、
プラグはスチール製の底上げされた重い物がつけられている。