全 長:約270mm
重 量:約660g
装弾数:12発
2004年辺りに再販されたタナカ製のマグナブローバックエンジンを積んだガスブローバックガン。
HW製だがそこまで重くない。
ディテールはよく、パーティングラインはフロントサイトの一部にうっすらと見えるだけで他はすべて綺麗に処理されている。
また、エジェクターはシルバーカラーの金属で、エキストラクターは黒染め金属の別パーツで再現されていてる。
リコイルは今ひとつだが、小さいマガジンながら心地よく動く。
トグルの動きもスムーズで、一度手に取ると尺取具合が面白く
ついついカシャカシャ触ってしまう不思議な魅力がある。
実銃とこのガスガンではトグルアクションの動きは微妙にが違う。それでもよくガスブローバックで旨い具合に再現していると思う。
トグルアクションの動きとして細かくに言えば、
実銃は、弾が出た後レシーバー(スライドと思わず言いたくなる部分)が後退し、
トグルリンク(チェッカリングが施された丸い部分)がフレームにぶつかりロッキングの解除、
トグルが動くというプロセスになる。
このトイガンでは、初弾装填と同じ動きをガスで自動にするといった感じか、
弾が出た後トグルが数ミリ動き、その後レシーバーとトグルが同時に動くというプロセスになる。
また、トグルリンクがフレームにぶつかることはない。
10.03.11追記
トグルリンクがフレームにぶつからないと書いてしまったものの、
分解しよくよく観察した際やっぱりぶつかっでんじゃないかと思い直したので再検証した。
上で書いた根拠は、シリコンオイルをフレーム側に塗りたくった後動作させ、トグルにオイルが付いたらぶつかっているとした。
しかしながら結果はトグルにオイルが付いた形跡は見られなかった。
今回の再検証は、よりダイレクトにわかる様に左手の親指の爪に犠牲になって貰い、
爪をフレームにくっつける様にし後退したトグルに押しつぶされるか直に確かめてみた。
結果イタイです。爪も削れました。
そういうことで実銃同様の動作をしていると訂正します。
疑ってごめんよP08ちゃん。
ガスガン独自の構造としていまいちな部分があり、
バルブノッカーに逃げ、遊びがなくハンマーダウン状態ではマガジンを装填できない。
また、マガジンを抜くときもハンマーダウン状態でガスが切れていると同じようにノッカーがぶつかり、ハンマーを起こさないとマガジンが抜けなくなる。
ガスガンでは使うことはまずないが、リアサイトは100mと200mの2ポジションで距離の補正が出来る。
リアサイトでの照準距離からして遠距離射撃を重視してたのか、リアサイトのゲート幅が狭い。
個人的には的撃ち専門なのでリアサイトの狭い銃の方が好みだが、素早いサイティングは無理ですな。
マガジンはシングルカアラムで細く小さい。R-typeマガジン
BBは12発。空撃ち用の金具が付属していた。
フィールドストリッピングは、ショートストロークさせた状態でレバーを回す。
実銃のリコイルスプリングはグリップの部分にあるメインスプリングと呼ばれるバネが為し、
プライマーを叩くのはストライカーとなる。
このガスガンではローラーのついたインナーハンマーを使い、実銃のメインスプリングの部分にハンマースプリングを仕込んでいる。
なのでショートリコイル分のリコイルスプリングはアウターバレルとインナーの間に収まっている。
トグルアクション分のリコイルスプリングはキックバネとなっていた。
ガスガンのエンジンは旨い具合にブリーチブロックの部分にに収まっている。ただしボアもストロークも小さめ。
初速
マルシン MAXI BB 6mm 0.2g
Cobbro cb-625
16度C
LUGER P08 HW | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
初速[m/s] | 78.9 | 80.0 | 76.3 | 78.3 | 78.1 | 78.4 | 78.0 | 77.6 | 79.0 | 78.7 |
High [m/s] |
low [m/s] |
高低差 [m/s] |
平均値 [m/s] |
運動エネルギー [J] |
80.00 | 76.3 | 3.7 | 78.33 | 0.61 |
08.12.27