実銃のBrowning Hi PowerはF.N.が1935年にリリースした9mm x 19の大型拳銃で、John M. Browningが設計した。
実際には完成前に他界したらしくF.N.のデザイナーが手を加えていて製品化している。
マガジンはハンドガンではじめてダブルカアラムを採用し多弾数を実現した。
ティルトバレルやSAの信頼性などから2次大戦以降も軍用ピストルとして使われ続けてきた。
Mk-3の特徴としては人間工学的なグリップやアンビセフティにある。
またMk-3には.40S&Wの物もあるようだ。
F.N.のサイトで高解像度(1024*768)の画像が置いてあり興味ある方は
ここらから
このトイガンはタナカが2005年3月に出したもので、同社のハイパワーでHWはこれが初のはず。
HWでABSよりは重くなっているが、それほど重くなくもう少し重量がほしいところ。
タナカのハイパワーは98年あたりに発売したと記憶しているが、
多少のマイナーチェンジが今までであったようだがメカは基本的に一緒だと思う。
そのハイパワーはメカ的に微妙な部分が有り、
大抵のガスガンではハンマーダウン状態でマガジンをセットする時、バルブを押さない様ノッカーが上に逃れるようになっている。
しかしこのガスガンはバルブノッカー上に逃げるように出来てなく、
ハンマーダウン時にマガジンを装填するとバルブがノッカーに干渉する。
尚ハーフコックポジションではノッカーとバルブの干渉はない。
動作も今ひとつでラピッドファイヤより遅い1秒に1発くらいの速度で撃ったが、
まれに給弾されないことがあった。その直後ではしっかり給弾していたのでガスの冷えとも思えなく動作にムラがある。
その原因はおそらく気密が取れていない部分があるからだろう。
軽くテストしただけだがマガジンのルートパッキンとローディングノズルの気密が今ひとつと感じた。
個体差の可能性もあるが調節が必要かもしれない。
トリガーはシアにかかるまで(1stステージ)が多少粘っこく、シアにかかってからのキレは良い。
ディテールはそう悪くなくパーティングラインは概ね消されていた。
トリガーガード内のパーティングラインは荒いヤスリで全体的にやすった様なヘアラインの様な跡がある。
ただしパーティングラインを消してはいるのだが完全に消えているわけではなく、
見ようによっては見えてしまう。マジマジと見ない方向で。
なおアウターバレルには上下にクッキリ残っていた。
刻印はほぼ実銃通りに見える。
フレーム右側にMFG. TANAKAWORKS ASGKと彫られているがそう目立たない。
気になったのがスライドに湯皺だろうか?傷というか肌が波打っているような部分があった。個体差もあるかと思う。
ABSのMk-IIIはハンマー、トリガー、アウターバレルがシルバーだったがHWでは全てブラックになった。
個人的にハンマー、トリガーは黒が良いがアウターはシルバーでよかったと思う。
イジェクションポートから見える銀のチラリズムが妙に格好よく見えるので。
実銃の写真でもバレルはシルバーであるようで何故オールブラックにしてしまったのか。
本体の色はダークグレーで多分HWの素の色だと思う。また梱包はP226RF HWと同様でオイル漬け。
装弾数はマニュアルに何故か書かれていなかったが、昔の雑誌には20発とあり実際に20発入った。
またマガジンはシングルフィードのダブルカアラムで、BBをジグザグに入れるのがちょっと難しかった。
きちんとジグザグに入れないとジャムの基になるので気を付けながら入れるべし。
東京マルイのBBローダーはアタッチメントを付けた状態で使え、ローダーを使うときちんとジグザグになるのでお勧め。
Cobbro cb-625
27度C
BHP HW | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
初速[m/s] | 70.4 | 72.6 | 72.3 | 73.2 | 74.4 | 74.2 | 73.0 | 72.7 | 73.9 | 73.2 |
High [m/s] |
low [m/s] |
高低差 [m/s] |
平均値 [m/s] |
運動エネルギー [J] |
74.4 | 70.4 | 4.0 | 73.0 | 0.53 |