File23:PRO WIN MAGAZINE Version 1とその加工
更新するのを忘れていたWA M4用プロウィン製のマガジン Ver.1、おそらく2nd,3rdロットの紹介とその加工の話し。
装弾数は50発。
477g。
現在はVer.2が出ていてそっちは
装弾数は52発。
438g。
Ver.1、3rdロット右側。
購入してみての辛口の雑感は、まず弾込にはマルイのBBローダーが必要でこのマガジンには付属していない。
指で込めるのはほぼ無理なのでローダーを持っていない場合使えない。
さらにマルイのローダーを使っても途中から入れにくくなり50発全て込めるのは難しい。
オマケにBBを必死に込めてもリップの途中でつまり上がってこない事が1マグ中に数度と多発する。
マグ内停弾はBBの種類にもよるのかもしれない。
でもって外国のメーカーの物なのでガス注入終了のサインの吹き返しがなく、
また形状的にガスが入れにくい。
2ndロットの物は個体によってルートパッキンの高さがバラバラ。
ルートパッキンの高さは3rdロットによって解決した様だが。
これが日本のそれなりのメーカー製だったら不良品レベルの品質。
ただあくまでも2nd 1本、3rd 1本での結果なのでこれが全てではない。
現在はVer.2が売られているのでそっちは問題ないと思いたい。
左。ケースはアルミ製でCNCで削りだしてるそうな。
WA純正は各パーツを止める為のピンが打たれていたが、このマガジンでは実物同様ピンが打たれていなく見た目リアル。
ただ形としてはおそらく内部の組み立ての都合でバナナの曲がりが緩やかになっていて微妙におかしい。
そこの部分ではWAの方が実物に似ている。どちらのマガジンともスポット溶接の跡は再現していない。
プロウィンの方はやはりバナナの曲がりが違和感があり、個人的にはWAのマガジンが悪いとは思っていない。
次買うならどっち買っても良いと思うくらい満足度は似た様な物。
プロウィンの方が安い分ややそっちに流れるかもしれないが、サポートは受けられないに等しいのでやはりどっちもどっちか。
矢印の部分が削りだし故(ルーターの刃のrの問題)エッジが出ていなくマガジンキャッチがしっかり収まらない。
複数のマガジンを加工するよりはマガジンキャッチ側を加工した方が楽。
矢印の部分を嵩上げしてロアレシーバーとのガタをとれる様になっている。
すばらしい工夫。
矢印の右側の注入バルブはWAよりやや上側に付いていて、挿入すると見えない位置にある。
しかしWAのはおそらくパワーソースを外部に出来る様あえて露出する位置に付けている気がする。
外部ソースにしないのならPRO WINの方が良い。
3rdロットの上部。
矢印のルートパッキンにGと書かれていて、G&P、BOOM ARMS、GHK対応のルートパッキンらしい。
通販で購入したので確認できなかったがおそらく3rdロットの物は全てGだと思う。
このGタイプでもWA M4 SVに使用しでき、気密にも問題はなかった。
2ndロットにはこのGなりの刻印は入っていなく、動作に影響があるほどの背の高い物が付けられていた。
その刻印の意味を公式サイトより転載しておく。
[O] FOR INO2009 -0.5mm
[G] FOR G&P, BOOM ARMS, GHK(KNIGHT-PDW)
[STD]FOR WA, AGM, GE
[A] BUILT-UP 0.15mm
[B] BUILT-UP 0.25mm
[C] BUILT-UP 0.4mm
[V] FOR VFC
ルートパッキンの比較。
2ndロットには37と書かれているが意味は分らない。
PRO-WINマガジンにWAのルートパッキンを装着してみた。 矢印の部分が余るが装着可能。で気密も動作も問題なし、 というかWA M4SVではむしろ少しよくなった気がするがルートパッキンの高さによる物かもしれない。 ただし他の各メーカーのM4による高さまでは知らない。
こんな感じで無加工でOK。
値段がWAのは税込み735円でプロウィンは安い店で600円くらいかな。
WAので高ささえ合うのを確認できたらWAのがお勧めかな。
おそらくWAのが使えるんでG&Pのも使えると思う。
はじめに書いた弾詰まり。
この写真は正常に上がっている様子。
こんな風に詰まる。
BBの傷は上がってこないよとピンポンチで押して付いた物。
でリップを取り外してみてみると矢印の部分が曲がっていた。
2個とも曲がっていたのでVer.1全てがそうなってるんじゃないかと思うが・・・。
度胸があれば力で直してやると一発だと思うが、
亜鉛なので力で戻してやると割れる可能性もあるのでヤスリ耐水紙でゴシゴシ。
ローダーで入れやすくする為にWAのジュティになる前のリップを参考にしてやすった。
エッジが残るとBBが傷つくので丸めてる。普通に見た目美しくない。
ジュティマガジンのように6mmの穴をど真ん中にあけてもよかったのだが、
ここでも亜鉛にあまり力をかけたくなく手作業のヤスリで。
リップはロットによって色が違うみたい。左が2ndロット品。どっちも塗装。
リップもWAのが使えるとよかったのだがネジの固定がWAが2つで、プロウィンが1つ。
しかもその一つはWAの2つのネジの丁度真ん中付近なのでWAのを使うのは難しい。
んで次に、ガス満タン注入で注入バルブからガスを吹き返えさせる加工と、ガスを入れやすくする加工。
脱線するが矢印の部分は注入バルブを外した状態なのだがネジの部分がバルブと同じ真鍮で出来ていた。感心。
そういえばリップを止める雌ネジも鉄だと思うがナットを使っていた。感心。
ガス満タン注入で注入バルブからガスを吹き返えさせる加工。
日本のガスの場合は、左側のカットと書いた部品の内径を細めないと、ガス満タン時の吹き返しがわかりにくい。
なんで使えそうでいらないパーツを探してきた、それがタナカのマグナブローバック グロック17のバルブ。
ネジピッチは全て同じだった。
たぶんマグナ系なら同じじゃないかと思うが他では試していない。
んで今回はPRO WINの注入バルブに、グロック17のそこの部品だけを交換した。
そこのネジピッチも一緒なのでカットするだけで交換できた。
交換した後はバルブが動くか試してから、少量のガスを入れて正常か確認。
その後は満タンまで入れ吹き返しを確認。good。
部品の形状が微妙で特にロングノズルのガス缶でまっすぐに当てにくくガスが入れにくい。
上でバラしたついでにそこの形状も修正した。
そもそも入れにくいのは、写真の部品の尖りが浅いせい。
だったらドリルなりなんなりに咬ませてヤスリを当て、写真の図の様に先っぽをとがらせてやれば解決。
あんまり尖らせすぎても強度がアレなんで、日本製の入れやすいバルブを見本にしながら。
加工後の写真は取り忘れたがこの加工でロングノズルでも入れやすくなった。
またここの部品もある程度汎用性があり、今回はタナカのGlockのが長かったんでしなかったが別のを移植しても良いと思う。
と言うかバルブ自体全取っ替えでも問題ない。