7日目:負圧化
それはレシーバーを他社製に交換したときの話。
撃てなくはない、
撃てなくはないがフローティングバルブの位置が定まらない。
初弾はいいが、次発以降バルブがやや前進してしまう。
どうやらボルトの前進スピードが速いか、前進しすぎかが原因。
チャージングハンドルとボルトの接触部にゴムのバッファをかませるのが効果があったが摩耗が激しすぎ。
その後にフローティングバルブスプリング取っ払ったり、ボルトの初期位置をやや後ろに変えたりと色々と試したが、
なんですか、もう疲れました。
時には諦めも肝心です。
そんなで、完全負圧化の話。
正直なところ今更感が漂うが気にせずに行こう。
ちなみに写真に写り込んでしまったブリーチはM4のではなく、タナカのP228に移植手術中の1911のブリーチ。今回無関係。
負圧用のスプリング(右の黒い部品に取り付けられたバネ)はそれなりにテンションの低い物を選んだ。
が、更に弱くする為1911のフローティングバルブスプリングもセット。
互いに打ち消すかたち。
負圧バルブ(同じく右の黒い部品)はかなり昔のWAの1911の弁がゴムのフローティングバルブを加工した。
さすがゴム、口で息吹き込む気密テストでノーマルのバルブよりしっかりしていた。
その負圧バルブ自体も軽くし切り替えスピードの向上。
当初はバルブの羽の部分にくびれを作りOリングをはめ、BB弾射出用のガスの流れに乗せて
とっととバルブを切り替えさせようと思ったが現状で十分の早さだったのでボツ。
もう一つボツネタは白い部品の突き出し量を増やしてバルブの移動距離を減らす、
つまりこれも切り替え速度を速める加工をしたが、初速が0.2gで65m/s位になったのでボツ。
Oリングと合わせた低初速で、「やり過た」と無理やりオチつけて終わりたかったが、
久々の更新、いつもとは一味違うぜ。主に意気込みだけが
今は突き出し量をまた戻してやって初速83m/s位。
因みに本当のところ何故それほどまで切り替え速度を早めたいかってーと、
一つは初速より動作派なんだけど、大部分は法的な問題。
昔は初速を早いから遅くにチューンしていけば良かったが、今じゃ遅くから徐々に早くにしなきゃならないと。
何ともやりにくい。元の初速を知っていればある程度予測できるから良いものの、
0から作るメーカーの人は大変そうだね。
んで負圧にしたらパフォーマンスはどうなのって話だが、 正直にマグナと負圧とで差は感じられない。 実際にはサイクルこそ落ちていくが気温27度で52発(電動くいっ君で給弾すると53発入り、いつも-1する) フルオートで撃ち切れボルトストップもかかる。 これはマグナでも同様。(どちらも前回加工したブリーチで。ノーマルは分からない)
色々と触った感じリコイルショックは今回のエンジンの違いより、 ボルトの重さとハイスピードリコイルバッファやゴムのバッファなどの 衝突時の状態により変化しやすいようだ。とはいえ人の体感ってのは対数なんで2倍の衝撃と感じるチューンは困難。 何か数値で出せれば。
ハイサイクル記とし、上記の通りあれよ軽量化、そんなこんなで毎秒14発あたりになったのだが、
リコイルショックは弱くなっていく。
ここでようやく気がつく。求めていたのはこれじゃないと。
そういうことでリコイルは弱めず、むしろ強くする勢いでどうにかサイクルを早められないかと苦心するのであった。